山南町小川地区には村森から足利橋を経て石龕寺奥の院に至る約4kmの岩屋道には一町ごとに25基があり、現在では岩屋に18基・井原に6基・村森に1基残っている。また久下地区の金屋より山越えで奥の院に至る寺坂道に5基の30基が石龕寺へ道筋に「道しるべ」として寺に至る距離(本堂より何丁かを示す)町石が残されています。1m前後の五輪卒塔婆形が多く、正面に仏像や梵字が彫られており8町石には室町時代初期の応永6年(1399)願主乗泉と建立年代を銘記された、金文石としても貴重なものとなっています。
12町石は仁王像
16町石(岩屋公会堂前)
室町期の石龕寺町石は県指定史跡(昭和40.3.16)です。町石として古いものでは大阪・箕面勝尾寺の豊能自然歩道にあるものが最古!で宝治元年(1247)に、高野山のものが文永3年(1266)に建てられています。これからみても中世における盛況を偲ぶことが出来ます。高野山のは町石が建てられる以前には木札(木柱)が建てられていたので本意からすれば是が最古かも!!!!!
山南三山周辺の山案内
山南三山石龕寺
岩屋山〜石戸山〜八ノ瀬
〜高見城山
慧日寺〜萬松山〜東山・常勝寺/
竹林山)
本誌
別冊